[記事公開日]2016/03/30
[最終更新日]2016/12/27

アニマルコミュニケーション

アニマルコミュニケーションの説明

 

●アニマルコミュニケーションとは

 

アニマルコミュニケーションとは、動物たちとお話をする技術のことです。

アニマルと言うと広い範囲になりますが、私が教えているアニマルコミュニケーション技術は、野生動物とお話しするのではなく、お家の中でご家族と住む犬、猫、うさぎ、フェレット、小鳥、亀、トカゲ、金魚など、ご家庭で飼育されているペットちゃんたちのことです。

 

●アニマルコミュニケーションでペットと楽しく会話!

 

犬のアイちゃんと、飼い主さんのひとコマ・・・・

 

ペットのアイちゃんが「お母さん 大好き!」とあなたに向かって

キラキラした目であなたを見つめます!

 

あなたは、やさしく撫でてあげて、

「お母さんも アイちゃんが大好き!」というと

アイちゃんは、お母さんである飼い主さんに、嬉しそうに頭をくっつけてきます。

 

あなたが「今日は、お客さんが来るのよ」と話しかけると、

 

アイちゃんは「どんな人がくるの?」とお返事してくれます。

 

「お母さんの古い友達なの」

 

アイちゃんは「ふ~ん」と聞いていますが、どこか不安げです。

 

アイちゃんは、ちょっと前まで玄関チャイムがピンポーンと鳴ると、すごく吠えて興奮して、手がつけられなかったのです。

 

お母さんも、それをよく覚えていて、

 

 

「アイちゃん、友達はとってもやさしい人よ、アイちゃんに会いたいって言ってるよ!お友達と一緒にあそぼうね!」とアイちゃんの不安を和らげます。

 

アイちゃんは、お母さんの言葉が分かって、とても安心するのです。

 

アニマルコミュニケーションで、ペットと会話するハートフルな毎日が始まります。

 

 

●責任をもつアニマルコミュニケーション

 

アニマルコミュニケーションの技術の伝授は、飼い主さんに限定しています。

 

なぜ、飼い主に限定するのか? その理由をお話します。

動物達にも心があります。動物達の心は、まっすぐで純粋で、とても美しいです。その心をもてあそぶようなことはしてもらいたくないからです。

 

野生の動物の中には、人間と話をすることを嫌がるものも当然います。それは、私たちが興味本位で話をしようとしていること、自分たちを大事にしてくれているのではないということを、彼らがわかっているからです。

 

私たち人間も、誰かに興味本位で遊び感覚で話しかけられたら嫌でしょう?

人間の遊び相手になんかならない!冗談じゃない!ナンパの相手のように声をかけて欲しくない!人間の遊び道具にして欲しくない!とプライドを持っています。

 

人間は野生の動物たちの尊厳を守らなければいけません。そして、彼らの心と、習性、習慣、個性を大切にしなければならないのです。人間は易々と約束を破り、好き勝手にするというところがありますが、それではいけないのです。

 

私たち人間は、弱肉強食がなぜ起こるのかの深いところを、何一つ知りません。動物を単に可愛いという感覚だけで見ていると、大きな間違いを犯してしまう可能性があります。例えば、湖で白鳥に餌付けをすると、いろいろな種類の鴨も集まって来ます。そうすると、異なる種類の鴨の間で混血ができるということも起きてしまいます。そのことが良いことなのかどうなのかと問われると、私たちはそれに対する答えを持ち合わせてはいません。

 

このようなことから、野生の動物に話しかけるのは、レスキューする、相手を助ける時だけだと決めた方がいいと思います。

 

 

●わが子たちとお話しする

 

私たちが責任を持てるのは誰かと言えば、私たちが一緒に暮らすペットちゃんたちです。「ペット」という言い方の他に、愛玩動物、コンパオンアニマルという呼び方もありますけれども、愛玩動物というのは古い言い方ですし、コンパニオンアニマルという言葉も、まだ一般には浸透していないように思いますので、ここでは、「ペットちゃん」と呼ばせていただきます。

 

 

家庭で飼われるペットちゃんと飼い主さんが心を通わせてお話をしていくことで、どんな生活が待っているか、どんな楽しいことが起きるのでしょうか。

 

自分が可愛がって育てている、我が子同然のペットちゃんとお話ができるということは、飼い主さん誰もが心待ちにしていた、やってみたいことだと思います。

 

このペットちゃんとお話をすることで、今までとは違うあなたとペットちゃんとの関係が生まれます。

 

犬を育てる場合は、命令や躾などをして、犬も素直に言うことを聞きますが、アニマルコミュニケーションでお話すると、犬たちが、自分たちの心を本当にわかってくれたととても喜んで、今まで以上に飼い主さんの顔をじーっと見て、「わかってるよ!」というような表情を浮かべます。

犬に限らず、猫も、しっぽや身体全体を使って、アニマルコミュニケーションで繋がったということを、飼い主さんに伝えようとします。

ある猫ちゃんは、飼い主さんの言葉を受け取ったことをとても喜んで、繋がったことを伝えたくて、飼い主さんの手をペロペロと30分以上も舐めたそうです。

他にも、しっぽで返事をしてくれて驚いたという飼い主さんもいます。

 

●小鳥たちと一緒に遊び道具を考える

犬や猫だけではなくて、小鳥やウサギとも繋がることができます。小鳥は身体は小さいですがとても頭が良く、飼い主さんの言うことを理解しようと一生懸命に聞いてくれます。

あるとき、小鳥を3羽飼っている方が講座にこられました。そのうちの中の1羽が、一番おっとりした鳥に攻撃をしかけるので困っているというご相談がありました。そこで、小鳥たちとお話できるように指導いたしました。

飼い主さんが、攻撃する鳥に対して、「他の鳥をアタックするのをやめて欲しい」と伝えると、その鳥は遊びのつもりでアタックしていたので、相手がそんなに嫌がっているとは思っていなかったと答えました。

 

アタックされている鳥もそんなに嫌がってはいないのですが、人間の目から見たらいじめているように見えます。鳥たちの心の中を聞くと、アタックする方もされる方も、遊びでしていることがわかりました。

でも、その鳥は、飼い主さんが嫌がるなら止めましょう、と言ってくれました。

数日後、その鳥は、これまで楽しんでいたアタックするという遊びを自分がガマンしていることを、飼い主さんにわかって欲しいと訴えてきました。そこで飼い主さんは、アタックの代わりになるような遊び道具を作りましょうといろいろ工夫されたそうです。

 

こうして鳥さんと心を通わせて、飼い主さんは鳥さんの要望を聞き取って、手作りの遊びを開発していき、鳥さんも喜んでそれで遊ぶようになりました。

アニマルコミュニケーションでお話するということは、単に飼育して、馴らし、躾をする、命令によって、支配することではまったく違います。

飼い主さんとペットちゃんがお互いに相手の生活と習性を理解して、新しいものを作っていくことができるようになります。

 

●飼い主を気づかうハムスター

あるとき、ハムスターのご相談を受けました。飼い主さんは、ハムスターの相方が死んで、残ったハムスターががっかりしているのじゃないかと心配していました。ハムスターは亡くなった子のことはショックだけれども、それは死として受け入れるという霊性の高いハムスターでした。ただ、死は受け入れていましたが、いつもバタバタと忙しい飼い主さん(お母さん)に、「ねぇ、もっと遊んでよ」と訴えていました。そこで、飼い主さんに「家に帰ってきて服を着替えた後に、お茶を飲む時間はありますか?あれば、1杯のお茶を飲む間に、ハムスターと遊んだらどうですか?」と提案しました。

そして、今度はハムスターに、「どんな風に遊びたいの?」と聞くと、「土の上で遊びたい」という答えが返ってきました。ハムスターを土だらけにすることはできないので、代わりに、ハムスターがどこかへ行かないように目張りをした中に植木鉢をいくつか置いて、そこにハムスターを放して自由に遊ばせて、お母さんはお茶を飲みながらそれを眺めるのはどうですか?と提案しました。

飼い主さんが実際にそのようにしてみたところ、たった5分ほどの憩いの時間でしたが、ハムスターはとても喜んで、その様子をお母さんはお茶を飲みながら見ていたそうです。その時に、ハムスターが植木鉢によっこらしょと、よじ上り、母さんの方を振りかえり「わかってるよー」という顔をしてお母さんの顔を見つめてくれたのです。飼い主さんは驚いて、感激のあまりゾクゾクしたとおっしゃっていました。こんなことが、本当にあります。

ペットちゃん達とアニマルコミュニケーションでお話することで、私たちが今まで感じられなかった新しい世界が広がります。そこは本当にハートフルな世界で、躾や命令で動物をコントロールし支配する世界ではなくて、飼い主さんとペットちゃん達が心を通わせて一緒に生活をする、幸せな世界なのです。

 

●アニマルコミュニケーション上達のコツ

アニマルコミュニケーションの技術を習得するためのコツですが、アニマルコミュニケーションの技術は、毎日練習すれば、必ず上手になります。

 

そんなに長い時間ではなくとも、せいぜい5~20分くらい練習を毎日続けるだけなので、とても簡単です。

1時間の練習を1週間に1回だけ練習するよりも、たとえ5分でも毎日練習をする方が効果が上がります。ですから、ほんのすき間の時間、たとえば電車に乗っているときとか、ちょっとした待ち時間、喫茶店で休憩している時、家に帰ってゆっくりお風呂に入っての湯船の中で練習するようなやり方で続けると上手になります。

そして、必ずお家のペットちゃんと練習してください。お家のペットちゃんたちは、本当にあなたとお話をしたがっているので、たとえ練習でもペットちゃんたちはみんな喜びます。

 

●ペットと繋がって心が震えるアニマルコミュニケーション

毎日、何ヶ月も特訓みたいに練習しなくても、ちょっと気軽に練習を続けることによって、ペットちゃんと素晴らしい世界を作ることができます。アニマルコミュニケーションを使ってペットちゃんたちとお話をして、どんな風に生活が変わったか、飼い主さん達がどんな風に感じているかということをお話したいと思います。

*ペットとラブラブの生活

*ペットとすごく仲良くなった、距離がすごく縮まったと感じる。

ペットちゃんも飼い主さんの顔を見るようになって、目と目を見つめあってラブラブな状態が日常の中でよくあるようになったそうです。

意志の疎通があるということがよくわかるようになったそうです。私は、ペットちゃんに挨拶代わりに愛の光を入れてくださいと言うのですが、その方は、毎日愛の光を入れていて、そうすると、ペットちゃんがとても嬉しそうにするのが手に取るようにわかるそうです。その方は、それまでもペットちゃんのことをいつも可愛いと思って育ててきたので、その気持ちが変わるとは思わなかったのに、アニマルコミュニケーションでペットちゃんと繋がってこんなにラブラブになるなんて、今までに体験したことがない、今までの感覚、感情とまったく違うと言って、とてもよろこんでいらっしゃいました。

 

*この人がわたしのお母さん!最初から分かっていたよ!

数年前に、ブリーダーさんから猫を譲渡された方が、何度もブリーダーさんのところに足を運んで、色々な子猫を見学されたそうです。最終的に選んだ猫をお家に連れてきました。その猫に、「家に来るのがわかってたの?」と聞いたら、「そうだよ、お母さんのところに行くのはわかってたよ」と言ったそうです。

その方はとても驚かれて、ブリーダーさんの所では、その猫が良いとはひと言も言わなかったのに、猫ちゃんの方でわかったのは、不思議だとおっしゃっていました。

 

*一緒に寝て欲しいと猫にお願いする

他の猫の飼い主さんですが、飼っている猫ちゃんが今まではお布団に入って一緒に寝てくれなかったのだそうです。アニマルコミュニケーションを習って、猫ちゃんとお話をしたり、常に猫ちゃんに意識を向けるようにしたりしている中で、「あなたと一緒に寝たいの。だからお母さんと一緒にお布団に入ってくれない?」と誘ったら、今まではいくら布団の中に入れても嫌がって逃げていた猫ちゃんが、一緒に布団に入って寝てくれるようになったと、とても喜んでいらっしゃいました。

 

*ママの嬉しい顔が好きという犬

また、犬とすごく繋がりが深くなったという方がいらっしゃいました。ペットちゃんに話しかけると、「わかっている」という顔をしてくれるそうです。

 

おもちゃで一緒に遊ぶときも、今までは人間が犬を遊ばせているという感覚でした。今は、犬の方がお母さんを喜ばせているという状態だそうです。

これは大きな驚きで、犬が遊びに誘ってくれて、「ママ、もっと楽しいことしようよ!」とお母さんを楽しませてくれるようになったそうです。

こんなにアニマルコミュニケーションで深く繋がっていくことが不思議で、とても嬉しいとおっしゃっていました。

 

*安心している心がわかる

他に、3~4種類のいろいろな動物を多頭飼いしている方ですが、鳥、猫、犬、それぞれ1匹1匹にアニマルコミュニケーションでお話をしていくと、「お母さん、ありがとう」と言ってくれたと、とても喜んでいらっしゃいました。

そこのお宅にいるペットちゃんは、みんな可哀想な状況でボランティアさんたちが面倒をみていた犬猫、鳥たちでした。だから、飼い主さんのお宅へやってきて、やっと安住の地を得たのでしょう。

 

「ありがとう」って言ってくれて、涙が出るほど嬉しかったとおっしゃっていました。犬たちに話しかけると、じーっと聞いてくれる、見つめてくれるというので、飼い主さんの言うことをわかってくれるのが動作でわかるそうです。

 

*老犬なのにジャンプ

老犬のペットちゃんは、こちらの話しかけたことにしっぽを振るというような反応ではなく、年寄りの犬が、いつもなら、よっこいしょ、どっこいしょ、と動くのに、アニマルコミュニケーションで話をすると、膝の上にぴょーんと乗って、「お母さん!」というような表情でじっと顔を見てくれたそうです。

 

本当に驚いたし、犬と繋がることができたという実感で、鳥肌が立つほど感激したそうです。

 

*猫ちゃんオシッコの時間よ

最後にもう1匹。猫ちゃんですが、1日に1回か2回しかおしっこをしないので、「どうしてトイレに行く回数が少ないの?」とアニマルコミュニケーションで聞くと、「ずっと我慢した後にトイレでジャーッと出すのが快感!」という答えが返ってきました。

その気持ちもわかるけど、でも、おしっこが出る時にしないと、ストラバイト尿石症とか膀胱炎とかになったりすることもあるので、なるべくオシッコしたくなったら、ちゃんとしてね、と伝えておきました。

飼い主さんが、ぼちぼちトイレに行かないの?と誘うと、トイレに行ってジャーッとするようになったそうです。

ですから、ガミガミ言うんじゃなくて、優しい気持ちで「トイレに行きなさい」と誘うと、ちゃんとトイレに行っておしっこをするようになったと喜んでいらっしゃいました。心で繋がることの安心感、理解できていることの感じが嬉しく楽しいとおっしゃっていました。

 

●信頼と絆が深まるアニマルコミュニケーション

このようにアニマルコミュニケーションでペットちゃんと繋がることは、心が震える感動があって、楽しくて嬉しいことです。今までにない生活が待っています。今までのような命令とか支配ではなく、信頼という形で結ばれています。

 

信頼しているからこそ、ペットちゃんたちも、それに応えてくれます。ペットちゃんのことを大好きというと、ペットちゃんもお母さんのことが大好きと返してくれます。

お互いに大好きという気持ちをもって、気分良く暮らしていくことができます。これは、躾や命令とはまったく違う、とてもハートフルな世界になります。

 

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